新聞や公開文書をたたかう知性によって仔細に読めば8割のことは分ると、
世界の不正に敢然と立ち向かった優れた二人の老学者が同じことを言っている、
歴史学者羽仁五郎と言語学者で社会運動家のチョムスキーである。

10月26日の朝日新聞朝刊に、習近平は所謂「アラブの春」なるものは欧米が策謀によって引き起こしたものだと分析を済ましている、という数行の記述がある。
上海の現地記者との連名による「日本人スパイ4人」についての記事の中でだ。
だから、香港民主化暴動なるものも同じ背景があると中国政府は知っているのだろう。
中国は日米による分割策謀の多くの証拠を持っている筈だ。

プーチンロシアも同じ分析で動いている。
今の中国やロシアの軍事プレゼンスはその「分析済み」の事実を踏まえないと見えては来ない。
