28日の審議で委員長。

 「国民にわかりやすい簡潔な答弁をされるよう、お願いを申し上げます」(浜田靖一衆議院特別委委員長)

 27日の安倍総理の答弁について、民主党が「聞かれてもいないことに長々と答える」と抗議したためである。
そして、中谷防衛大臣も・・・

 「昨日の柿沢議員に対する私の発言は大変不適切なものでございました」(中谷元防衛相)

 27日の質疑で、「武力行使と武器の使用の違いが分からないと議論ができない」などと突っぱねたことに野党側が猛反発し、陳謝に追い込まれた。

昨日に続いて、共産党の志位和夫委員長が安保法制特別委員会での質疑に登場した。
まさに良質の法廷劇を見ているような知的興奮を覚えた国民が多かった。

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第154回国会衆議院 安全保障委員会 第4号(平成14年2002年4月2日(火曜日)
 平成十四年四月二日(火曜日)   午前九時三十二分開議  
○玉置委員長 次に、石井紘基君。            
○石井(紘)委員 一昨年、平成十二年の九月に行われました防衛庁の空自新初等練習機の入札に絡みましては、これが不正に行われたのではないかという議論が国会でも、あるいはまたマスメディアの中でも続いてきているわけでありますが、その入札に参加をいたしましたのは富士重工とスイスのピラタスでありました。不当にその契約から排除されたという印象を持たれたのがスイスのピラタスでございまして、スイス政府は我が国に対しまして、足かけ二年にわたって質問あるいは抗議を込めた書簡を送ってきていると思いますが、外務省にまず伺います。このスイスと我が国とのやりとりについて報告をしていただきたいと思います。    
・・・・
 いかにもこれを会計検査院がつくった書類であるかのごとく防衛庁は書類をつくってスイス政府に対して提出をした。
 
これは大うそですよ。
外務省も相当うそをつくかもしれないけれども、防衛庁の大うそですよ、これは。
これは国際的な公式な文書ですよ。しかも、再三再四スイスから問い合わせをされている。
・・・・・・・
○石井(紘)委員 あなた、わけのわからない答弁ばかり言って。
最初からそう言っているんだから。書いてないことでしょう。しかも、中身を見れば、だれが見たってこの入札はおかしいと。いろいろな点が問題があるということを検査報告は、これは坂野さんのところがやったんでしょう。あなたは局長で、中身のことを知らないからそんなことを言っているんでしょう。
・・・・・・・
○石井(紘)委員 わかりやすくって、これはうそを言っているわけだから、うそを言ってわかりやすくということはないでしょう。
 この文章は、防衛庁ではどこのセクションでだれが書いたんですか、この英文も含めて。
○中谷元国務大臣 防衛局が作成をいたしております。
○石井(紘)委員 わかりました。きょうのところは、こういううその報告を書簡として出して国際的にうそを言っていたということが明らかになったんだと思います。
 防衛施設庁についても、沖縄の軍用地の問題で重大な問題があるので伺いたかったんですが、時間が参りましたので、以上で終わらせていただきます。
 防衛庁長官、この次まではきちっと、うそなのか、うそじゃないのかということをよく考えてきてください。
 以上、ありがとうございました。