安倍晋三首相は二十九日午前(日本時間三十日未明)、日本の首相として初めて米議会上下両院合同会議で演説した。
これほどひどいバカ丸出しの首相はいなかった。
安倍首相が過去の植民地支配と侵略に対する「おわび」を表明せず、内外で定説となっている皇軍による従軍慰安婦拉致強姦問題にも触れなかったことを批判する声が多く聞かれた。
 二十二日にインドネシアで開かれたアジア・アフリカ会議(バンドン会議)の首脳会議演説で先の大戦に関して用いた「深い反省」は、「痛切な反省」とするが、英文では同じ「deep remorse」と表現した。
マイク・ホンダ下院議員(民主)は、首相が謝罪せず、慰安婦問題に言及しなかったことに触れ、
「安倍首相が組織的残虐行為の責任を認めなかったことは、恥ずべきことだ」と痛烈に批判した。
ジュディー・チュー下院議員(民主)は「信じられないほど失望している」と語った。
中国・朝鮮を侵略した強盗帝国同士の最後の戦いとなった硫黄島の戦闘には言及したが、1944.9月の日本軍によるあまりにも有名なアメリカ軍兵士の人肉を食った「父島事件」には触れなかった。
アメリカ議員から「統一教会、壺売り、日本会議シンゾー」などと野次られる始末であった。
結局、聞くに堪えない英語で落ち目の日米が自国民を犠牲に軍事経済に堕ちて行くしか道がないことを喚き続けた47分であった。 
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