3月11日に、『報道ステーション』で古舘伊知郎が甲状腺がんの特集をやったが、「放射能防護プロジェクト」に参加している小平市の三田病院の取材動画はすべて削除されていた。
三田医師のもとには、東京、埼玉、神奈川、千葉などから連日、母親が子供を連れて検査に訪れ1500人ほどの検査を行ったところ、子供たち-特に、幼稚園児や小学生の子供の多くに有害な症状がみられ、それ以外に高齢者にも、いくつか重大な症状がみられたのである。
関東で尋常でないことが起こっていたのだ。
三田医師は「東日本からの避難を強く呼びかける」ことを始めた医師である。
昨夜古賀さんは微かにそのことに触れ掛けたが時間がなかった。

イメージ 1

古賀さんは「テレビ朝日の早川会長とか古舘プロダクションの佐藤会長の意向で今日が最後」になったと放送中に語った。

今最も注目を集めている岩上安身氏による、報ステ直後の古賀茂明さんへのインタビュー(IWJ CH1)によれば、
古賀氏は報ステでなく自分を攻撃してる官邸への抗議が目的で、あれぐらいいいかと思って言ったのに仲良しの古舘が反論したので驚いた。放送後テレ朝側から段取りと違う、ニュースと関係ない事言うなと怒られた。

古賀
「何もなくプラカを出せばただの馬鹿ですが、官邸が個人攻撃をしてきているんです。
菅官房長官が、名前を出さず、私を批判してきています。
『とんでもない放送法違反だ』と裏で言っていると聞いています。
それは大変なこと。
免許取消もあるという脅しですから」


古賀
「今日は番組後に、報道局長をはじめガンガンガンガン言われました。
あんなニュースと関係ないこと言うのはおかしい、事前に言ってくれないのもおかしい、と。
でも僕は、話す内容を打ち合わせること自体が変だと思っています」


古賀
政権が圧力かけるのは日常茶飯事です。
私ももともと経産官僚なので。今行われているのは、『計画的にどう報道を抑えていくか』ということです。
官邸の偉い人とご飯を食べて、審議会にどうこう言われれば、みんな(報道姿勢が)変わるそうです」


古舘も古賀も考えにそう違いがあるわけではない。
それが最後には対立し暴露で中傷し合うところに持って行かれてしまう。
国民・視聴者は二人の対立だけを面白い劇として見せられてしまうことで終わる。

こうやって言論が弾圧され後退して行く陰湿な構造なのである。
ファシズムはこういう陰湿な対立構造を作り出して行く。
この遣る瀬無い陰湿な構造こそが、国民を愚弄し食い潰していくファシズムの栄養なのだ。
古賀と古館を対立させ番組内で立ち往生させる「内部騒動劇」として問題の本質を覆い隠してしまう。
そうやって、
陰湿極まりない隠蔽構造によって極右カルト安倍内閣の軍事ファシズム体制が打ち固められて行く。